まず初めに、生まれた年月日時に決められた干支を割り出す(万年歴ですぐに割り出せます)ことから、すべてが始まります。
干支は、天の気の「干=天干」と、地の気の「支」に分けられ、この「支」については、生まれた月の始まりの日(節入り日)からの日数で、その中に隠されている「干=蔵干」を導き出します。
そして、この天干と蔵干をわかりやすく表した「通変星」というものに置き換えます。
また、四柱推命では日の干支を特に重視して観ます。
通変星は10種類あり、それぞれに意味合いがあります。そして、それぞれの通変星は陰陽五行説をもとに、陰陽・相生・相克という関係におかれます。
天干地支での陰陽五行の相生相克と共に、通変星での相性・相克を読み説くことで、各人が生まれもって持ち合わせている宿命を推命します。
そして、ある一定の法則で、「10年ごとの運気=大運」、「毎年の運気=行運」を割り出し、これからの(または、これまでの)運勢の波を推し量ります。
四柱推命自体は中国で陰陽五行説から数百年を経た、隋や唐の時代にオリジナルが作られたといわれています。日本には江戸時代の中頃にわたってきました。
これまでの歴史が示すように四柱推命は占いの粋なのです。その的中率の高さから「占いの帝王」とも呼ばれています。
次回からは、各通変星の意味を記していきましょう。