(人物)
女性にとって子供を表します。
(象意)
食神と同じく、自分から生じる星ですが、傷官は陰陽が異なってできる星です。この星は吉星である正官を破るところから傷官と呼ばれ、凶星の部類に入ります。
しかし、食神と兄弟星であり、技術、芸術の星としては一芸に秀でる素晴らしい働きをします。傷官の力が強力に働いた場合、学問芸術方面に食神以上のずば抜けた力を見せます。
傷官の意味するところは、正義感が強く、プライドが高い星です。義侠心に厚く、頼ってくる人の面倒はとことん見ます。しかし、一匹狼的な面や、そのプライドの高さ故、誤解を生じることが多いのも事実です。また、感受性が強く、勘が鋭いのが特徴です。そのため、人を見抜く力がある反面、警戒心が強く、人の荒さがしも得意。理屈屋で一言多い、時折トゲの多い言葉を発する。
とにかく個性の強い星で、吉凶共に持ち合わせ、看命には難しい星でもあります。アイデアは豊富ですが、人と協調性を持って進める仕事ではなく、専門的な技術でやっていく仕事に適性があります。
自星(比肩・劫財)から生まれ、財星(偏財・正財)を生み、印星(偏印・印綬)から剋され、官星(偏官・正官)を剋します。特に正官を正剋しその力が強力です。
四柱に傷官があると、病気や事故、けがに遭うことが往々にしてあります。また、女性がこの星をもつと子供縁がうすくなり、複数持つと男性運に恵まれないともいわれます。しかし、印綬があり制化されれば、凶意は小さくなります。