(人物)
女性にとって父を表します。
男性にとって、女性・妻・父を表します。
(象意)
商売の星、金銭を生じ、お金になることに積極的です。正財に対してこの偏財は同じ財でも流通の財です。
少々偏屈な面を持ち合わしてはいるものの、人の世話を好み、社交性に富みます。明るく、柔軟で八方美人型。それ故、優柔不断と見られることもあります。友人が多く、人気運があります。
多角的才能を持ち、活動的ですので、一つのことを専門的にするのではなく、活動的な職業や、マルチにこなしていく仕事に向きます。一般に何をしても如才なく仕事をこなせるようですが、特に補佐役に徹すれば安定を得てるようです。
泄星(食神・傷官)から生まれ、官星(偏官・正官)を生み、自星(比肩・劫財)から剋され、印星(偏印・印綬)を剋します。
偏財一個あり、官星と印綬を伴って入れば貴命として運強く、富貴栄達、財運一段と強しとみます。偏財は吉星ですが、四柱に偏財があまりに多いと、吉星としての働きをせず、財の流出や多情性があらわれます。また、偏財は偏妻(妾)の意味をもちますので男性の場合は妻以外の女性に走ったりします。
七殺の関係で四柱に比肩があれば、偏財の力がおさえられ、財力や商売運が弱くなります。ここに、劫財が加わればさらに財運が弱くなるとみます。