(人物)
女性・男性とも母の星です
(象意)
先生・教える星。目に見えないものを重視する星です。先祖の徳があり、名誉や宗教的なものを重んじる。
正直で優しく争いを好まない。アカデミックなタイプ。行動力や決断力には欠け、競争や変化には弱いです。穏やかで温厚です。一見するとソフトではあるが頑固な一面があります。頭脳優秀で才能にも恵まれます。
学校の先生など、人に教える仕事に適性があります。物質的な仕事ではなく、精神的な仕事や知識を活かした仕事に適性があります。
印綬は、官星(偏官・正官)から生まれ、自星(比肩・劫財)を生み、財星(偏財・正財)から剋され、泄星(食神・傷官)を剋します。
印綬は、比肩(我)を生み助ける星で吉星です。官星を伴った場合、学問教育、芸術技術の才能に秀で素晴らしく働きます。
印綬という星は、聡明で律儀、真面目ですが、反面、融通性がありません。また、比肩や劫財が伴うと偏屈性が出てきます。
傷官との並びに印綬があると、傷官の凶意を強力に抑えます。そして、正財との並びに印綬があれば、印綬の力が抑えられますが、官星があれば非常に運のよいバランスの取れたものとなります。
この星は先祖の徳を表し、どの星からも剋されない吉星で、非常に恵まれた星であるとともに、より発展向上を期待するうえで、官星を切に欲しい星でもあります。
こうして見ると、いいことづくめのようですが、自己の過信が強く、そのため、他の関連する星により不遇に終わることもあるようです。また、精神面を重視する傾向から、金銭面は決して強いとは言えません。